全怪獣怪人大百科ブログ

特撮レビューブログです。 ケイブンシャの「全怪獣怪人大百科」のように、マイナー作品にもスポットを当てながら、70~80年代の作品を中心にレビューしていきます。コメントは大歓迎なので、お気軽にご意見・ご感想をお聞かせ下さい。

1話~5話

「5年3組魔法組」感想 第1話「魔女からもらった魔法のバッグ」

第1話「魔女からもらった魔法のバッグ」(1976年12月6日)

当ブログの記念すべき第一回投稿作品は「5年3組魔法組」。
この作品、怪獣や怪人は一切登場しない。また、主人公も小学5年生の5人組であって(魔女ベルベラを除いて)大人は脇役なのだ。
言ってみればNHK教育の道徳番組(「みんななかよし」とか「さわやか3組」とかね)に近いノリである。なので、特撮番組というよりは「あばれはっちゃく」とかの児童向けドラマといったジャンルになるのだろう。

ただこの作品、子役中心だからといって侮るなかれ、当時の実力派子役を集めただけあって、めっちゃ演技が上手いのである。制作された時代のせいもあってか、やや演劇的な演技ではあるものの、大人顔負けの演技力でストーリーを盛り上げてくれる。それでいて、わざとらしくない程度に子供らしさもきちんと表現されていて、非常にバランス感覚があるのだ。

さて、OPである。
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主人公の一人、岩館モスケ:ガンモ(すのうち滋之)
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この手の作品には不可欠な、ぽっちゃりしたガキ大将的な風貌のキャラである。
ただ、ジャイアンのような乱暴者ではなく、“気はやさしくて力持ち”という性格。喧嘩も強いが、どちらかというと弱い者を助けるような情に厚い描かれ方だ。
5人が主役の作品であるが、彼の出番は非常に多い。

主人公の一人、宗方マサキ:ハテナマン(増田康好)
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魔法組の知恵袋的な存在で、口癖はその名の通り「はてな~?」
二枚目で一番モテそうなキャラ。放送当時は女の子のファンが多かったんだろうなぁ。
能動的に行動することが多く、彼もガンモ同様に主役回が多い。

主人公の一人、竹田リンイチ:チクワ(江村和紀)
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スポーツも勉強もそこそこ。ひ弱で気弱な印象のメガネっ子。
地味な印象のせいか、一番感情移入しやすいということを意識したキャラなのかも知れない。

主人公の一人、小原アサコ:ショースケ(神アコ)
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5人組の中では主人公格といっていいくらいに出番が多い。
あだ名の通り、勝ち気でボクっ娘。ただこの「ショースケ」というあだ名。当時の小学生の中で、あだ名の由来が理解できた人がどのくらいいたのだろうか(笑)
OPの画像では表情が硬いが、実はかなり表情豊かで可愛いのである。

主人公の一人、田代ミツコ:ミコ(尾崎ますみ)
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5人の中では比較的地味な存在。
落ち着いた雰囲気で優等生的な印象を受けるが、意外にわがままで幼いところがある。
その分、事件を通じて人間的に成長していく場面も多く、おそらく作品を通じて最も人間的に成長したのではないかと思われる。
ちなみに中盤以降、胸が大きく成長していくのも見どころの一つ^^;

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MJバッグに潜んでいる妖精のMJ。
一応、魔女ベルベラの子分らしいのだが、どちらかと言うと子供たち側の立場で助言を行なうことが多い。

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高牧先生(団しんや)。魔法組の担任の先生なのだが、生徒たちとの絡みが今ひとつ多くなく、これといった見せ場もないまま、僅か10話でカンザブロー先生と交代することになる。
個人的には高牧先生のいた初期は、脚本家も演出もキャストも、まだ作風を掴みきれていないようなもどかしさがあり、カンザブロー先生と交代する中盤~後半の方が断然面白い。

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ちなみにMJの声は八代駿さん。

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ほかにも山下啓介さんとか、テアトル・エコーの声優さんがちょくちょく出演されている。

そして説明不要かと思うが魔女ベルベラは名優・曽我町子さん。
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とにかく圧倒的な存在感。5人組を気に入っておりMJバッグを渡したことから物語が始まる。ジェット箒にまたがって移動するという素敵なセンスの持ち主。
意地悪やイタズラが大好きで、5人組にちょっかいを出しては面白がっているが、たまにシャレにならないレベルのイタズラをすることもある。
曽我町子さんは後年、自分の演じた役の中でこの魔女ベルベラが一番のお気に入りだったと述懐している。

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「僕は5年3組、小原アサコです。世の中には全く不思議なことが起こるものですね」という、視聴者への語りかけから入る導入。こういうところ、NHK教育の道徳番組そのものである。

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で、5人の簡単な自己紹介が終わったところでサブタイトル。

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放課後の下校風景。
空き缶を蹴りながら下校というのが、何というか時代を感じる。
失われた日本の風景って感じで胸にくるものがある。

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で、ショースケの蹴った空き缶が魔女ベルバラに命中!
怒ったベルバラが蹴り返そうとしたら電柱に足を強打して苦しむ。

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責任を感じた5人はベルバラをおんぶして近くにあるショースケの家まで運ぶことに。
ちなみに画像に映ってるのは西武線の旧型車両。平成の時代になって高架化されたため、この風景は存在しないそうだ。

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その後、おはら理容室で手当を済ませベルバラが帰った後、巨大なバッグの忘れ物があることに気付く。急いでベルバラを追いかけるが足取りは掴めず、一旦、空き地に集合。

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そこに空からベルバラ登場。
「私は魔女のベルバラさ」と、ここで初めて自分が魔女であることを明かし、MJ(魔女)バッグをお礼にあげると伝える。
「使い方はあんた達次第。幸せになるのも、不幸せになるのもあんた達次第。うふふふふ・・・」と心底楽しんでそうなベルバラ。
その後、MJのレクチャーを受けながら魔法道具の使い方を覚える。

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ここで初登場のマジッカー。
これ、驚くべきことにデザイン的には現代におけるドローンそっくりなのだ。
40年も前に時代を先取りしていたと言えるだろう。

CM後、ショースケの弟のユタカ(福田信義)の希望で、マジッカーを使って伊豆の弓ヶ浜に行くことに。
理由は病気のユミちゃんのお見舞いに行くため。
魔法を使う最初の理由が、イタズラでも仕返しでもなく、人助けというのがこの作品らしいところ。

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ユミちゃんのお見舞いに来た魔法組5人は魔法を使ってユミちゃんを楽しませる。
第1話ということで、魔法道具の紹介も兼ねていて、なかなか上手い構成である。

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最後に、唯一使わなかった「マンガンキー」の紹介をしたところで終わる。
マンガンキーは全ての願いを叶えてくれる万能アイテムなのだが、
ベルバラ曰く「マンガンキーを使うと、必ず仕返しが来るよ。どんなことになっても、あたしは知らないからね」とのこと。次回の展開に期待を持たせる秀逸な幕引きである。

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「5年3組魔法組」感想 第2話「八十秒間世界一周」

第2話「八十秒間世界一周」(1976年12月13日)

第2話はマンガンキーの紹介と魔法道具が絡んだドタバタギャグで、ストーリーらしいストーリーは皆無な回である。雰囲気的には連載最初期の頃のドラえもんに近いと言えるだろう。

そんなわけで、ストーリー的には殆ど見るべきもののない回なので、正直スルーしてもいいくらいなのだが、「全怪獣怪人大百科ブログ」の看板を掲げている以上、可能な限り網羅性を大事にしたいと思っているので、とりあえずポイントごとに画像を貼りつつレビューすることにする。

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なかなか興味深いタイトルであるが、実は世界一周の本話におけるウエイトはそれほど大きくない。
尚、もちろん元ネタはジュール・ヴェルヌの「八十日間世界一周」。

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マジッカーで空の散歩を楽しんでいる場面からスタート。
MJシーバーというトランシーバーの説明が終わった後、ハテナマン(増田康好)がマンガンキーのことをMJに尋ねる。MJ曰く、それは願い事が何でも叶う道具だという。

ただ、使い方が難しく、
「望みは叶うが、そのかわり手酷いしっぺ返しがくるのんじゃ」とのこと。

それを聞いて不安がる魔法組の面々。
MJは「物は試し」とばかりに使ってみることを勧めるが誰も怖がって使おうとしない。そんな魔法組を見て、MJから「度胸がない」と呆れられてしまい、ガンモ(すのうち滋之)がマンガンキーの使用に立候補することに。

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ちょうど腹が減っていたガンモは焼き芋が食いたいとマンガンキーに願う。
いいねー、この幸せそうな顔。

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するとガンモの口に焼き芋が飛び込んでくる(笑)
「こいつは美味そうだ!」と焼き芋を頬張るガンモ。
その直後、マンガンキーのしっぺ返しで突如鳴り響く豪快な音と悪臭!

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「くっさ~い!」
鼻をつまんで顔を背けるショースケ(神アコ)とミコ(尾崎ますみ)。
「ん?俺、知らねえよ」
澄ました顔でとぼけるガンモ。

・・・このやり取り、何か違和感を感じないだろうか?
しっぺ返しのはずなのに苦しんでるのは他の4人で、当のガンモには全くしっぺ返しになっていないというこの状況。

この違和感の正体、DVD-BOXの解説を読んでようやく納得。実は脚本では焼き芋を食べるのはショースケだったとのこと。そう、年頃の女の子のショースケだったら、みんなの前で恥ずかしい思いをして十分しっぺ返しになるという筋書きだったわけだ。
ま、おそらくショースケ役の神アコさんが演技とは言えみんなの前でオナラする役に難色を示したか、もしくは監督が「仮にもヒロインにオナラさせるのは・・・」と考えて、現場判断でガンモにしたのだろう^^;

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その後、地上に降りた5人は「魔法の秘密を守ること」という誓いを立てる。

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そして、ちょっとインチキっぽいやり方でMJバッグはハテナマンの家で預かることに決まる。

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ハテナマンはMJバッグを家に持って帰るが妹のルリ子(遠藤美絵)に見つかってしまう。
しかもペンタゴンを勝手に持ち出されて、あろうことか母親(芦沢孝子)に向けて呪文を唱えてしまうのだ。

このルリ子、年齢は5歳くらいと思われるが、その言動の一つひとつが作品全体を通じてかなりイライラさせられる存在だ。まぁサザエさんで言うところの「タラヲ氏ね」のようなものである。

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母親の買い物用のキャリーが巨大化したことで街は大混乱!警官を巻き込んでの騒ぎになってしまう。
ルリ子は無邪気に「面白~い」と言うが、ハテナマンは「冗談じゃないや」と大弱り。
思い詰めたハテナマンはマンガンキーに頼ることに。

ハテナマン「ペンタゴンの魔力を見た人は一人残らず忘れるように!」

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「一人残らず」と言ったことでうっかり自分も含めてしまい、魔法のことも全て忘れて記憶喪失状態になってしまうハテナマン。CM後、そんなハテナマンの記憶を戻そうとショースケは無理やりハテナマンをマジッカーに乗せるという荒療治を行なう。

そんなタイミングで魔女ベルベラ(曽我町子)が現れ
「ここより一番遠い地球の果てまで飛んでいけー!」とマジッカーに命令する。
世界を猛スピードでまわり始めるマジッカー。
サブタイトルの80秒間世界一周ってのはこのことだったわけである。

で、地球の果てと言いつつ地球は丸いってことで元の場所に戻ってくるマジッカー。

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そしてマジッカーは魔女ベルベラに激突するのである。

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その後、墜落したベルバラの箒が高牧先生(団しん也)にぶつかって暴走したかと思えば、マジッカーが校庭に不時着して高牧先生に見つかりそうになり、魔法組の面々が慌てて教室に移動させて・・・と絵に描いたようなドタバタ劇が展開する。

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魔法道具による一連のドタバタに巻き込まれながらも

「信じないぞ。大学院まで卒業した俺が、魔法なんてくだらんもの信じられるか」
「俺は、夢を見ているらしい」と、自分を納得させて去っていく高牧先生。

初期段階におけるこのスタンスが、高牧先生というキャラを今ひとつ魔法組と絡めさせられなくなってしまった原因なんだろう。

というわけで、ストーリーらしいストーリーもなくドタバタと終わった第2話であった。

最後に、ガンモがマンガンキーに頼んでマジッカーを教室に隠そうとしたシーンが何とも言えずシュールで可笑しかったので画像を貼っておく(笑)

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実物大のミニチュアって妙に存在感あるので、こういうシュールな絵になる。
CG全盛の現代では、こういう味のある映像はなかなか撮れないだろうなぁ。

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「5年3組魔法組」感想 第3話「いじめっ子の秘密は何?」

第3話「いじめっ子の秘密は何?」(1976年12月20日)

導入編も終わり、ようやく通常回である。
ただ、通常回の一回目がいきなりゲストキャラ中心のストーリーというのは些か疑問が残る。
シリーズ構成的には、ここは5人組をメインに据えた話の方が良かったのではないだろうか。

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さて、冒頭。ガンモ(すのうち滋之)とチクワ(江村和紀)がミコ(尾崎ますみ)の赤いゴムまりを投げ合って遊んでいる。
と言うより、嫌がるミコからゴムまりを奪ってからかっている感じだ。

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ガンモの投げたゴムまりが飛んで行った先は6年生の山野ケイスケの足元。

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ミコは「私のボールよ。お願い返して!」と頼むが、ケイスケは無言のままゴムまりを蹴って校庭の外に飛ばしてしまう。

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ミコのゴムまりが塀の外に飛んで行ってしまったところでサブタイトル。

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お気に入りのゴムまりをなくしてしまい泣き出すミコ。
ゴムまりをなくすきっかけを作ってしまったガンモは土下座して謝る。

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事態を共有した魔法組5人はどうにかしようと思案し、まずショースケ(神アコ)が説得を試みる。
上級生相手に度胸あるなぁ。が、全く反省の様子もなく行ってしまう。

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見かねたガンモが実力行使に出ようとケイスケを追いかけるが、たまたま通りかかった高牧先生(団しん也)と激突してしまう。

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事情を聞いた高牧先生は魔法組の言い分に「男のくせに女の子をいじめるなんて全く酷い奴だ」と共感し、ケイスケの担任に注意してもらうよう約束する。

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そこに待ったをかけるショースケ。
高牧先生や他の4人は故意に意地悪したと決めつけるが、ショースケは反論する。

「ケイスケ君、野球やサッカーが好きで、女の子とは遊びませんから」
「こっちから話しかけても「うん」とか「あー」とか言うだけで、女の子は相手にしないって感じです。そんなケイスケ君が女の子に意地悪するなんて、僕には考えられない」

主張に若干の疑問は感じるが(笑)、高牧先生はショースケの言い分を尊重。故意かどうかショースケがはっきりさせるまでケイスケの担任に言うのは保留ということになる。

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そこへとんでもない事実が判明する。
なんとケイスケが他の女の子のゴムまりを池に放り込んだというのだ。
その瞬間を目撃したハテナマン(増田康好)も
「これではっきりしただろう」と、ショースケに迫る。

しかし、見ず知らずの女の子のために必死にボールを池から戻そうとする魔法組の面々。本当に底抜けに良い奴らである。
ショースケを除く4人はケイスケを魔法で懲らしめようと決めるが、ショースケは懲らしめに加わるのを拒否して帰ってしまう。

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で、仕返しに選んだのはペンタゴン。
これでゴムまりを巨大化させて・・・

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こうなるわけである。
本当にささやかな仕返しだ。

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懲らしめたことでケイスケも改心し、めでたしめでたし、かと思いきや、反省の兆しは微塵もなく、ケイスケは学級会で糾弾され、一週間の沈黙刑に処せられたことが魔法組の耳に入ってくる。

「授業中を除いて一切話しかけない。話しかけられても相手にしない。もちろん一緒に遊びもしない。それが沈黙刑よ」

沈黙刑が何かと訊くベルバラ(曽我町子)に答えるショースケ。
これって俗に言う「シカト」というやつで、立派なイジメである。これで自殺に追い込まれるケースもあるわけだからね。それを学校公認でやってしまうのだから、時代が違うとは言えなかなか怖いものがある。

そこにやってきた高牧先生。
刑期が一週間は長すぎるのではと主張する魔法組の面々。

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「そうか、確かに厳しすぎるかもしれない。しかし、途中で反省して謝れば、刑は停止するんだから、山野にはいい薬になるんじゃないかな」

教師からしてこういう認識。この辺の感覚はやはり時代なんだろう。

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沈黙刑執行中のケイスケを見守る魔法組。
ケイスケが急にイジメっ子になったのには何かわけがあるのではないかと考え始める。

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ケイスケの事情を調べるためにショースケが立候補し、メタモライトを使ってハツカネズミに変身する。

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ハツカネズミになったショースケがケイスケの家に潜入し、日記帳を読んで理由を探る。

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それによると、ケイスケが公園を散歩中に赤いマリを池に落として泣いていた、白い犬を連れた少女と出会い、池からマリを取ってあげたことがきっかけで「やあこんにちは」と挨拶する程度の仲になったのだそうだ。

その話を聞いた時のそれぞれの反応が面白い。

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それを「素敵だわ」というミコとショースケ。

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「わかるような気がする」というハテナマンとチクワ。
そして、理解できず一人残されたガンモは「ちぇっ」と納得いかない顔。

しかし、ある日突然その少女が来なくなってしまったことからケイスケの態度が一変したのだという。
そこでその少女の消息を追いかけようと話がまとまる。
ボイスボールを使って犬を連れた少女の話を聞いてまわるのだが・・・

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「うるさい!人の修行の邪魔をするな!」
これには笑った。ボイスボール、動物の声を聞けるだけではなく物に対しても有効なようだ。

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そしてついに少女が北海道に引っ越していったことを突き止める。
どうでもいいが、この当時はまだ東京にも住宅街のあちこちに畑が残っていたことがわかる。

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そしてショースケがマジッカーで単身、北海道に向かい、少女と話をつけることになる。
その部分の詳細は描かれないのだが、ケイスケの家に少女から手紙が届くことで上手くいったことがわかるという心憎い演出である。

で、実は両想いだったこともわかるのである。めでたしめでたし。

ゲストのケイスケに感情移入しにくいこともあり、ストーリー的には今ひとつ盛り上がらなかったが、魔法組の面々の個性が少しずつ出始めて、今後の展開に期待を持たせる回であった。

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「5年3組魔法組」感想 第4話「一生一代の大ピンチ」

第4話「一生一代の大ピンチ」(1977年1月3日)

最初に断っておくと、この回は作品中、一、二を争う駄作である。ストーリーは破綻しているし、ギャグはことごとく上滑りしてるし、何よりキャラ設定や魔法道具といった基本設定を勝手に改変しているのがまずい。
全て脚本家である石森史郎氏の責任なのだが、基本設定を固める番組初期はメインライターの辻真先氏や田村多津夫氏に任せるべきであったと言えるだろう。

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ちなみに本話よりOPのクレジットが横書きから縦書きに変更となっている。

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初のチクワ(江村和紀)メイン回なのだが、冒頭の「どうして僕ってこう二枚目なんだろう。それが僕、最大の悩みなんだ」というセリフと、強烈にデコった自転車とで、いきなり痛い奴という印象に・・・

本気で言ってるなら相当痛いし、ギャグだとしたら完全に滑ってる。脚本の責任なのだがチクワというキャラクターにとっては大きなマイナスだろう。

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しかもヨーヨーをしながら自転車を運転して交通事故に遭うという全く同情の余地のないところからスタート。

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一方、ガンモ(すのうち滋之)、ショースケ(神アコ)、ミコ(尾崎ますみ)の3人は空き地で羽子板をしていた。放送が1月3日ということでお正月らしさの演出ということだろう。なかなか微笑ましい光景である。

そこにハテナマン(増田康好)が、チクワが交通事故に遭って救急車で運ばれたという情報を持って飛び込んでくる。ミコの「みんなで病院へ行きましょう!」という提案で、4人はマジッカーで救急車を追いかける。

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そしてミコが救急車を発見。

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どう見ても赤十字のシールを貼っただけの一般車両だけど・・・

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ここで4人がペンタゴンを望遠鏡のように使ったり、救急車の様子を透視したりすることに使ってることにまず違和感。ペンタゴンって物の大きさを変える道具だったはず。こういう基本設定の勝手な改変は非常に印象が悪い。

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足が折れているかも知れないというチクワの声を聞いた4人はマンガンキーを使って事故1分前に戻すことに。

その結果、ヨーヨーに夢中になって交通事故に遭ったことを知り呆れる4人。

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ハテナマンが事故の元凶であったヨーヨーをバンノーダーで事故前に回収する。

それによって事故を無事に回避するのだが、突如現れた魔女ベルバラ(曽我町子)が、魔法の使い方が気に食わないと言い出し、チクワにだけ魔法を使えなくすると宣告する。

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「困ります」というチクワに対して「24時間以内にお年寄りが涙を流して喜ぶような親切」をしたら許してやると伝える。
うーん、何というかストーリー的に「何故そういう話になる?」って感じでもうめちゃくちゃ。唐突すぎるし、ベルバラってそういうこと言うようなキャラじゃないだろ。

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早速、お年寄りに良いことをしようと奮闘するチクワだが、横断歩道を渡る手助けを(強引に)したと思ったら逆方向だったためにいきなり叱られることに。

その後、自転車置き場の自転車をドミノ倒ししてしまったり、足を滑らせて池に落ちてしまうチクワが描写されるのだが、お年寄りとは何の関係もなく、ギャグとしても面白くなく、単なる尺稼ぎにしかなっていない。

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家に帰ると両親から、ハワイに住む叔父さんからチクワを養子にほしいという話が来ていることを知らされる。そんなことを息子に話す両親も両親だし、唐突すぎて話についていけなくなってきた・・・

そして、その後に挿入される「他人の車に落書きしている子供たちを注意して追い払ったら車の持ち主に誤解されて怒られる」という謎の描写。もうお年寄り云々の話とは無関係になってるし。

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チクワがハワイに引っ越すかも知れないことを知る魔法組。
ハテナマンは、これはマンガンキーのしっぺ返しではないかと考える。
そうこうしているうちに24時間まであと6時間となってしまう。

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校内で一番のお年寄りということで用務員のおじさんの手伝いをしようと申し出るチクワ。
だが、慣れない水撒きで高牧先生をびしょ濡れにしてしまう。
うーん、さっきからチクワが駄目な奴という描写ばかり続いて、いい加減飽きてきた。

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屋上に集まり思案する魔法組。
すると何を思ったか、突然チクワがペンタゴンで街を眺めて偶然にも強盗を発見してしまう。

・・・ペンタゴンを透視機能付きの望遠鏡のように使ってるし、チクワの行動も脈絡がないし、突然強盗が出るしでもう無茶苦茶。酷い脚本だ。

ともかく、他の4人の制止を振り切って、チクワは人質になったお年寄りの救出に向かう。

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色々あって最後はバンノーダーで強盗の拳銃とナイフを取り上げて無事解決。
お年寄りからも感謝されて、ベルバラからの課題も一件落着。

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家に帰ると養子の話は断ったとチクワに伝える両親。
つまり、これはマンガンキーのしっぺ返しではなかったということが判明。
じゃあ、マンガンキーのしっぺ返しは一体どこに・・・??

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と思ったら、取ってつけたようにトラックが黒煙を撒き散らしながら通り過ぎる。
排気ガスで顔が真っ黒になる魔法組の面々。

「マンガンキーのしっぺ返しだ!」のセリフで唐突に幕。

いやはや本当にあり得なくらいに酷い脚本の回でした。

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「5年3組魔法組」感想 第5話「大好き!泣き虫先生」

第5話「大好き!泣き虫先生」(1977年1月10日)

本話は「5年3組魔法組」の中でもベストエピソードに推す人もいるほど人気のある回である。
難しいテーマを扱いながらも様々な伏線をきちんと回収し、尚且つミコ(尾崎ますみ)の成長もきちんと描いているあたりが人気の理由だろう。前話と違って非常によく練られた脚本である。また、各キャラクターの書き分けも見事で、感動的なストーリーでありながら、「魔法組」の作品としての楽しさもしっかり押さえているのも好印象だ。

ミコの初主演回でもあるのだが、考えてみればミコの主演回は今回の「大好き!泣き虫先生」をはじめ、「ミコちゃんの自転車騒動!」「うそつき少女は魔女の弟子?!」「私のふるさとみーつけた」など、話数こそ少ないものの、人気作、佳作が多い。ミコは非常に脚本に恵まれているというべきだろう。

魔法組の中でも一番幼く、わがままな性格である分、エピソードを通しての成長が顕著であると言えよう。それがミコ主演回の見どころにもなっている。

ちなみに、脚本に恵まれなかったのがチクワ(江村和紀)で、主演回に限って破綻したストーリーや駄作な脚本が多い。
出番の多い、野球でいうところの一軍にあたるのがショースケ(神アコ)、ハテナマン(増田康好)、ガンモ(すのうち滋之)だとすると、二軍がミコとチクワになるのだが、作品中の扱いは圧倒的にミコが恵まれていると言えるだろう。

さて、前置きが長くなってしまったが本編である。

夕暮れ時の音楽室で向かい合う先生とミコの二人。
先生はピアノで「蛍の光」を弾いている。さながら最後の授業といったところだろう。

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得意なフルートを手に涙ぐむミコ。

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一方、先生の目にも涙が・・・

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ミコ「先生!」
先生「田代さん・・・」
ミコ「先生!学校辞めちゃいや!」

泣きながら抱き合う2人。

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本話は「5年3組魔法組」の中でも非常に人気の高いエピソードである。
よって、いつもより画像も多めに貼っていきたいと思う。

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憂鬱な表情で登校するミコ。
ここで、大好きだった音楽の泣き虫先生が結婚のため退職してしまったことが語られる。
泣き虫先生というのはもちろんあだ名で、とてもやさしく、すぐに涙ぐんでしまうところから付いた、親しみを込めたあだ名であったことがミコの口から語られる。

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ミコ「どうして結婚なんかするんだろう」
ショースケ「それは・・・」
ミコ「それは何!」
ショースケ「それは、つまり・・・」
ガンモ「それはつまり、泣き虫先生が、女だからさ!」
ショースケ「そうね。そういうことね」
ミコ「女だからって結婚しないといけないって言うの?!」
ガンモ「あったりめえだよ!」
ミコ「そんなのひどい!」

結構、遠慮のない会話であるが、ある意味この時代の考え方が垣間見れるようで興味深い。

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新しい先生もきっといい先生よと慰めるショースケ達。

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だがミコは「そんなはずないわ!泣き虫先生よりいい先生いるはずないもの」と泣きじゃくる。

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いつまでも泣き止まないミコに困り果て、とにもかくにも教室へと連れて行こうとするショースケ。

そこへ、新任の先生の情報を持ってハテナマンが駆けてくる。

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ガンモ「何て先生だい?」
ハテナマン「菱田」
ガンモ「えー!ヒスだ?!」
ハテナマン「菱餅の菱に田んぼの田。菱田先生だよ」
ガンモ「ヒスだって聞こえたぜ!まさか、おヒスな先生じゃないだろうな」

ここでも遠慮のない会話を繰り広げる子供たち(笑)
ちなみに最近ではあまり使われないが、おヒスというのは要はヒステリックという意味である。

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そして新任の菱田先生により最初の授業が始まる。

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先生が美人でやさしそうで大当たりじゃないかと品定めする魔法組男子3人。
しかしこうやって見るとハテナマンって、群を抜いてハンサムだよなー

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授業中に騒いだことから目をつけられたガンモが発声練習を命じられる。
が、大方の予想通りガンモは発声練習が苦手で教室中が大笑い。

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ここでミコが「先生!前の先生と同じように教えて下さい!」と発言。
慌ててショースケが「だめよ」と止めるが、菱田先生がミコに発言を続けるように言う。

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ミコ「前の先生は、みんながそれぞれ好きな楽器を使って授業をしました。私はフルート」
菱田先生「前の先生は前の先生!私には私の教え方があります!」とピシャリ。

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クラスからブーイングが沸き起こる中、明らかに不服そうなミコ。

菱田先生は「私は基礎訓練を大事にしたいと思います」と言い、「私のやり方が気に入らない人は机に向かって座っている必要はありません。床にでも座って下さい」と生徒達を挑発する。

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真っ先にミコと(ミコに手を引かれるかたちで)ショースケが床に座り、続いてガンモも「いくら美人でもおヒスは御免だぜ」と床に座り、チクワも「賛成!」と床に座る。それを見た何人かの生徒も床に座る。最後まで迷いに迷ったハテナマンも「友情を選びます!」と言って床に座る。

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そこへ、先生と生徒のトラブルの匂いを嗅ぎつけたベルバラ(曽我町子)が登場!
身体を透明にして先生に向かって魔法でやりたい放題にイタズラする。

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ピアノの音を消したり、先生の声が出なくなったり、ピアノが勝手に移動したり、そして何よりぶっ飛んでるのが先生の声が沢りつおに(笑)

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ベルバラのイタズラ大暴走で大いに取り乱した菱田先生を見て大笑いするクラスの面々、といったところで前半終了。

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「私は断然やるわ!」と、先生を魔法で懲らしめようと宣言するミコ。
「相手は先生よ。先生に魔法を使うなんて」と、躊躇するショースケ。
「多数決でしょ!ガンモとチクワは賛成ね?」と、二人に迫るミコ。
ところがガンモとチクワも「やっつけてやりたい」が「相手が先生じゃあ」と歯切れが悪い。

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「そう?先生じゃなきゃいいのね?」と会心の笑みを見せるミコ。
「これで決まったわね。学校にいるから先生よね。家に帰ればばただの人。じゃあ、ウチにいる時にやればいいんでしょ」
一休さんのトンチのようなミコの屁理屈により、強引に魔法を使うことが決定する。呆気にとられる4人・・・

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ところが放課後に集まってから、どんな魔法を使うか誰も考えていなかったことが判明し、とりあえず明日までに考えてこようということで解散となる。

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MJバッグを持って歩くショースケとハテナマン。
ショースケは、何か良い考えがあるのかと訊くが「明日まで時間を稼いだだけさ」と答えるハテナマン。
ともかくミコを止めたいという思いは一緒らしい。

ハテナマンは「先生のことは先生に聞くのが一番だろ」と高牧先生に聞いてみようと提案するが、「でも、高牧先生じゃ・・・」と、ショースケからは全く信用されていない様子・・・

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でも結局は高牧先生(団しん也)に相談に行く二人^^;

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高牧先生「最初は、生徒たちになめられちゃいけないと思ってムキになった。そういうもんなんだ」
ハテナマン「そういうもんなんだって判ったのは、どうしてですか?」
高牧先生「うん、僕も判らなかったさ。おふくろに言われてね」
ハテナマン&ショースケ「お母さんに?」

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期待に応えるべく菱田先生の説得に向かう高牧先生だが

菱田先生「私、自分で決めたやり方でやりたいんです」
高牧先生「ええもう、そりゃ、結構なことで」

と、菱田先生の剣幕に圧倒されて何も言えなくなってしまうというポンコツぶりを発揮。

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それでも、高牧先生の体験から、菱田先生の母と話してみようと考えるショースケとハテナマン。何だかんだでこの二人が一番頼りになるね。
また、高牧先生も、生徒からの相談に真剣に向き合い、結果的にアドバイスが役立っていると持ってくることで、きちんとフォローされている、なかなか上手い脚本である。

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ショースケとハテナマンは、菱田先生の母親(幾野道子)から意外なことを聞く。
亡くなった菱田先生の父も教師で、厳しいながらも生徒から慕われていたという。
その父に憧れて教師になったが、まだ教師になったばかりの菱田先生はまだまだ父の域にたどり着かないと話す母。

「あの子はやっと先生になったばかり。お父さんと同じようになろうとしてますが、まだまだです。夕べもね、東京から電話があって」

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「ええ!」と驚く二人。
母は菱田先生が電話で泣きついてきたことを明かす。

マジッカーで東京に戻り、その話を魔法組に話す二人。

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「嘘よそんなの!あの菱田先生が泣くなんて。私、信じないわ!」
ミコはその話を信じようとしない。

そこへショースケが語りかける。

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ショースケ「ねえミコ、菱田先生、フルートが好きなんだって」
ミコ「ええ!」
ショースケ「毎日、吹いているそうよ」

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それを聞いて何かを感じ取ったかのようなミコの表情。
小学生ながら、本当に素晴らしい演技力である。

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夜、河原でフルートを吹いている菱田先生。

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それを見守る魔法組。
ショースケ「先生の目に涙が!」

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それを見つめ、心を決めるミコ。

ミコ「魔女バッグ貸して」

みんな驚くが「仕方ない、多数決で一度決めたんだからね」とバッグを渡すハテナマン。
「そうね、ミコの好きなようにすればいいわ」というショースケ。
あくまでミコの意思を尊重しようとする魔法組メンバーの対応も本当に素晴らしい。

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「アバクラタラリン、クラクラマカシン、あの泣き虫先生に・・・」
「あの泣き虫先生の菱田先生に、今晩お母さんの夢を見せてあげて!」
「そして励ましてあげて!」

ここのセリフが本当に秀逸!
「泣き虫先生」が菱田先生となることで、ミコが「先生」として菱田先生を受け入れたことを示しているわけである。そして「家に帰ればただの人」である菱田先生に「今晩」お母さんの夢を見せて励ましてあげるよう願うことで、「ただの人」としての菱田先生のことも受け入れたことになるわけだ。

様々な要素をミコのこのセリフでしっかり回収しながら、ミコの成長も描くという流れが本当に見事というほかない。

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「ミコ!」
ミコの出した結論に大喜びの魔法組の面々。

「今の願いを全部叶えて!」
そしてマンガンキーを掲げるミコ。


その夜、マンガンキーの力で菱田先生は母の夢を見る。

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「みどり」「お母さん」と、お互いの名を呼び合い抱擁するだけで、余計なセリフが一切ないという演出も実に素晴らしい。

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翌日、菱田先生は優しく接する先生となり、ミコにフルートを演奏してもらおうとする。
菱田先生を受け入れたミコも喜んで演奏を始める。細かいところだけど、この場面、ショースケの表情もいいね!

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が、マンガンキーのしっぺ返しでフルートの演奏は乱れ、更に音楽室の楽器が暴れて宙を舞うという現象を引き起こすというオチ。魔法組のメンバーが「ミコ頑張れー!」「負けるなよー」と声援を送る中、必死にフルートを演奏するミコの姿で幕。

小学生らしいテーマを丁寧に描きつつ、ミコの成長も描いた傑作回。
本話を「5年3組魔法組」のベストエピソードに推す人が多いのも頷ける素敵なお話であった。

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